2017/05/31UP
今更ですが、話題の「クールビズ」の効果を見てみましょう
先頃の副大臣会議における発言の有無で物議を醸したクールビズ。2005年の導入から10年以上の月日を経て、既に認知度も9割を超えるキャンペーンとなりました。
復習になりますが、クールビズは「夏場、オフィスで働く人ができるだけ涼しく仕事ができるように軽装になること」です。一般に、男性ならネクタイ・上着なしで構わないとしています。
人間の体感温度に影響を及ぼすものとして、気温・湿度・熱放射・風(気流)・着衣量・代謝量の6要素があり、クールビズはこの「着衣量」に目を付けたものです。着衣量が多い=熱が逃げにくくなり、特に首・肩・腰に衣類を重ねることで、より一層体感温度が上がってしまいます。ネクタイを外す方がよいのは、こういった理由からです。クールビズでは着衣量を減らす意識が大切なんですね。
尚、「風(気流)」も重要な要素の一つで、身近なアイテムとしてはうちわや扇子といった、扇いで風を起こすものです。暑い外出先から戻ってきたら、まず火照った体を扇ぐという行為は理にかなっているわけです。また、窓から差し込む日光や熱放射を避けるために日除け(ブラインド等)を活用することも、快適なワークスタイルを作る手段の一つです。
さて、新宿パークタワーでできるクールビズ活動ですが、ノーネクタイ・ノージャケットといった軽装やロールブラインドを適切に使うことなどがあげられます。軽装とすることで冷房設定温度を上げることも可能になるでしょう。こういった活動を通して、地球環境に与える影響<新宿パークタワーにおけるクールビズの省エネ効果>を試算したところ、「冷房のためのエネルギー消費量が6%削減され、CO2排出量も155トン減らすことができる」ことが分かりました。
最近はオフィスで働く人々の省エネ意識も根付いており、業務効率化の観点から設定温度を上げないという考え方もあります。一方で、クールビズは新たな経済効果も見込まれるほどで、またビジネス上の夏のオシャレを楽しむ機運も生み出しました。
新宿パークタワーでできる省エネ対策は、クールビズのほか、照明やOA機器の省エネ対策などもあります。昨年より当サイトで配信している【新宿パークタワー 省エネ・リサイクル推進マニュアル】(PDF版)では対策のキーポイントを簡単に、当サイトの【オフィスでできるエコ】ページでは詳細に紹介していますので、是非ご覧ください。