アトリウムに響く、音色。
3日間にわたる、音楽の祭典。
2025.01
生演奏を楽しむ、ミュージックフェス&クリスマスコンサート

2024年12月5日(木)~6日(金)の2日間にわたって1階アトリウムで開催された「新宿パークタワーミュージックフェス2024」。初開催のこのフェスでは、新宿パークタワーで働くオフィスワーカーの方々によるハイレベルなパフォーマンスが繰り広げられました。続く12月7日(土)には、ホリデイシーズンの恒例イベントでもある、東京ガス管弦楽団によるクリスマスコンサートが開催。今年はデザイナーのコシノジュンコ氏が団長を務める神楽坂女声合唱団とのコラボレーションも。多くの人が、生演奏に魅了された、3日間のイベントの模様をご紹介します。
2024.12.5(thu)~6(fri)
出演者は、ビルで働くワーカーの皆さん⁉
新宿パークタワーミュージックフェス2024 レポート

17:30ー 仕事帰りのワーカーたちが行き交う新宿パークタワー1階アトリウムに、普段とは違う賑わいが広がりました。そこには特設ステージと約150席の客席が設けられ、まるでライブ会場のような雰囲気。ステージには、新宿中央公園側にグランドピアノ、甲州街道側にドラムセットとアンプが配置され、本格的な音楽イベントの準備が整っていました。
このステージで演奏するのは、なんと、新宿パークタワーで働くワーカーの皆さん。"音楽でみんながつながる"をテーマに開催した「新宿パークタワーミュージックフェス2024」には、25組が参加し、2日間にわたって熱の入った歌や演奏を披露しました。
初の試みでありながら、ステージ上で演奏される音楽のジャンルは実に多彩。クラシック、ロック、ポップス、ジャズ、タンゴ、ディスコ&ソウル、ゴスペル、声楽、さらには沖縄三線の演奏まで、多種多様な表現が繰り広げられました。そのどれもが驚くほど完成度が高く、なかにはコンサートやイベントに定期的に出演しているプロ級のワーカーも登場。また、「このフェスに出るためにグループを組んだ」「十数年振りにライブに復帰した」「このフェスがきっかけでバンドを再結成した」「アトリウムで演奏してみたかった」と、それぞれがMCで思い思いに語る場面も印象的でした。
客席には、同僚の新たな一面に驚く声や、手作りの応援グッズでパフォーマンスを盛り上げる仲間たちの姿も。両日とも4時間にわたるステージでしたが、歌うことや演奏することの楽しさや喜びにあふれ、アトリウムは音楽愛と観客の温かい拍手に包まれました。
2024.12.7(sat)
神楽坂女声合唱団と共演。
東京ガス管弦楽団クリスマスコンサート レポート

前日まで開催していた「新宿パークタワーミュージックフェス2024」の熱気から一変して、ホリデイシーズンの穏やかな空気が流れる、土曜日の午後の1階アトリウム。"新宿パークタワーの冬の風物詩"ともいえる、東京ガス管弦楽団によるクリスマスコンサートが開催されました。今年は、「SHINJUKU PARK TOWER 30th Anniversary」プロジェクトのプロデューサーを務める、デザイナーのコシノジュンコ氏が団長の「神楽坂女声合唱団」とのコラボレーションが実現。昨年の100席から190席に増えた着席券は早々に配布終了し、立ち見スペースも拡大するなどパワーアップ。
16:00の開場と同時に、大人から小さなお子さんまで幅広い年代のお客様が客席に。軽快な「そりすべり」でコンサートの幕が開けると、通りすがりの人々も足を止めて演奏を聞き入ります。クリスマスの定番ソングが続き、気づくと楽団を囲むようにロビーや2階のオープンデッキにも演奏を楽しむ、たくさんの人々の姿が。
中盤で、神楽坂女声合唱団がコシノジュンコ氏デザインの華やかな衣装をまとい、2階オープンデッキから登場すると、会場は大盛り上がり。「ジングルベル」では楽しげな、そして「星に願いを」では夕暮れのアトリウムを灯すような優しい歌声を披露。歌唱後は、コシノジュンコ氏と東京ガス管弦楽団の団長で、東京ガス不動産株式会社 取締役会長の穴水 孝氏によるトークショーへ。「新宿パークタワーを働く場所だけではなく、文化や芸術の発信地にしていこう」という想いを語り合いました。コンサートは大人も子どもも楽しめる楽曲でフィナーレへ。アンコールでは指揮でコシノジュンコ氏も参加。客席の皆さんも歌とクラッカーで参加し、多幸感に包まれながらクリスマスクリスマスコンサートは幕を閉じました。
芸術・文化を愛する、新宿パークタワーらしいイベントを。

1階アトリウムに音楽が響き渡った3日間。この2つの音楽イベントの企画運営を担当したのは、東京ガス不動産株式会社営業部の佐藤さん。佐藤さん自身も東京ガス管弦楽団員としてクリスマスコンサートではトランぺッターとして出演。
初開催となった「新宿パークタワーミュージックフェス2024」は当初、「出演者が集まるのだろうか?」と不安だったと振り返ります。しかし、応募を開始すると予想を反して多数の申し込みがあり、1日の予定だった開催を2日間に延長。出演したワーカーの方やテナント企業からは「また出たい」「恒例イベントにしてほしい」「音に迫力があった」と感想をもらったそう。
一方、東京ガス管弦楽団によるクリスマスコンサートは、年々訪れるお客様も増え、地域の交流を育むイベントとなりつつあります。
ミュージックフェスやクリスマスコンサートなど、音楽や芸術を楽しむイベントを通じて、働く場所が自分を表現したり、交流を深めたり、日常を彩る場所へ。これからも人と人との繋がりや文化を醸成する新宿パークタワーのイベントに、ぜひご期待ください。
※記事内容は掲載当時のものであり、現在は変更されている場合がございます。