古今東西、心まであたたかく照らすガス灯
2017.12
夕暮れ時になると、中央公園側エントランスの柱にふわりと灯るガス灯の光。「噴水広場」の水面に揺らめくあたたかな光は、一日の疲れを癒やすやさしい時間を与えてくれます。
日本の夜を大きく変えた"栄光"
ガス灯の歴史は、明治時代にまで遡ります。明治5(1872)年、日本のガス事業として初めて、現在の横浜・馬車道通りにガス灯が灯ります。その2年後には東京・銀座通りにも85基が設置され、その数は次第に増えていきました。ガス灯の登場で商店は夜間営業が可能になり、人々の生活も変わっていきました。
今私たちが、夜も明るく快適に暮らすことができるようになった背景には、ガス灯の輝かしい"栄光"があったのです。
都会の中のレトロを探しに
現在はモニュメントとしての役割も担っているガス灯。都内では新宿パークタワーをはじめ、数か所でさまざまなガス灯に出会うことができます。やわらかな光は、訪れるひとの心まであたたかく照らしてくれることでしょう。
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