トライアングル・デザイン
2018.08
新宿パークタワーのトライアングル・デザインにせまる
西新宿の超高層ビル群の中でも、特徴的な造形が目を引く新宿パークタワー。そのデザインの特徴となっているのが「三角形」。シンボリックな屋根だけでなく、あらゆるところに用いられているんです。今回は、ビルの中の様々な「三角形」を探してみました。
ビル内に散りばめられた"三角形"の謎
1994年に竣工した新宿パークタワーは、代々木第一体育館や東京都庁舎も手掛けた、丹下健三氏が設計を行いました。高さの異なる3つのブロックが、空を飛ぶ雁の列のように斜めに連なり(雁行)一体化したユニークな外観に加え、ビルのあらゆるところに三角形のモチーフが散りばめられているところが特徴です。このデザインには、何かしらのストーリーが隠されていそうで、ちょっとワクワクします。
あらゆるところで見つかった、数多の"三角形"
実際に、ビル内の三角形を探してみました。新宿中央公園側エントランスに面するガラスや階段のひさし、ポーチの屋根部分。敷地内の植木も、三角に整えられています。さらに、1階ロビーの天井や床、壁にもさりげなく三角形のモチーフが取り入れられているんです。普段何気なく通り過ぎてしまっている場所も、ちょっと視点を変えるだけで、新たな発見があるんですね。エントランスを中心にさまざまな三角形が点在しているので、数えてみるのも面白いかもしれません。果たして、何個の三角形が見つけられるでしょう。
三角形はパワーの源!? そして、SNS映えスポットにも!
一説では、三角形は新たなものを創造し成功と繁栄をもたらす図形とも言われています。そういう意味では、新宿パークタワーは都会のパワースポットなのかもしれません。せっかくでしたら、三角形モチーフを背景に、オリジナリティあふれる写真を撮ってみましょう。さらに、日没を迎え、ライトアップされた新宿パークタワーは、ロマンチックな雰囲気に包まれた特別な1枚にもなることでしょう。 屋上の三角屋根にもライトが灯り(※)、夜空に浮かび上がる姿もオススメです。
(※)2018年秋から年末にかけて、工事に伴い消灯する場合もございます。
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